コラム
2016.12.07
小腸と大腸
本日は、小腸と大腸についてです。
小腸
小腸では分解されたアミノ酸、ブドウ糖、脂肪酸や水分のほとんどが吸収され、その栄養素を肝臓に送り肝臓で解毒され、全身に運ばれていきます。
吸収のほとんどは小腸で行われます。
小腸にはわずかに酸素が残っている為、酸素があるところでも生存できる乳酸菌が活躍します。
小腸がんや小腸炎という病気もないわけではありませんが、小腸には多くの免疫細胞が集まっているため小腸は病気になりにくい臓器です。
大腸
大腸では小腸で吸収しきれなかった栄養素やカリウムやナトリウムなどのミネラルが吸収されます。
大腸にはほとんど酸素がない為、酸素があるところでは生存できないビフィズス菌が活躍します。
日本で最も患者数の多いがんは大腸がんです。また一般的に盲腸と呼ばれる盲腸炎(虫垂炎)も大腸の病気です。大腸の腸内細菌の中には私たちの健康を害する悪玉菌が多く存在するため、小腸以外の臓器と比べても病気の発生頻度が高い臓器です。
パパイヤにはペクチンなどが豊富にふくまれており、腸内で乳酸菌、ビフィズス菌などの善玉菌を増やし腸内環境を良くする働きがあります。
また、ペクチンが持つ強い粘性で腸内の有害物質を吸着して体外に排泄する作用もあります。