コラム
2016.11.02
パパイヤ酵素の効果 美容から健康まで
本日はパパイヤ酵素の効果についてです。
美容、ダイエット
パパイヤにはビタミンCやリコピン、カロテンなどが豊富に含まれており、ビタミンCやリコピンには、チロシンをつくりだす酵素であるチロシナーゼの働きを抑制しメラニン色素の沈着を防ぐ働きがあるため、シミ・そばかすの予防に効果的です。
さらに、パパイヤに含まれている酵素であるパパインには毛穴の奥にある汚れや、不要な角質をおだやかに取り除く働きがあり、シミやニキビ、肌荒れの予防・改善に効果が期待できます。
パパイヤは消化酵素が最も多い植物と言われており、たんぱく分解酵素「プロテアーゼ」、脂肪分解酵素「リパーゼ」、糖分(デンプン)分解酵素「アミラーゼ」の三大栄養素すべてを分解する酵素が含まれる稀な食物です。
体内では消化酵素と代謝酵素は一定量しかつくられないため、食べ過ぎなどにより体内の消化酵素が大量に使われると、体内でつくられる酵素の多くが消化酵素となり、糖質や脂肪をエネルギーに変換する代謝酵素が不足し、体脂肪が溜まりやすくなります。
青パパイヤには、消化酵素が豊富に含まれているため、体内の消化酵素を補い代謝酵素の不足を防ぐため、脂肪燃焼に効果があります。
さらに、ビタミンB群やペクチンなどが含まれるパパイヤには太りにくい体づくりをサポートする働きもあるため、肥満を予防する効果が期待できます。
抗酸化機能
青パパイヤの果実や葉には、ポリフェノール、β-クリプトキサンチン、イソチオシアネート、カルパインなど、活性酸素を除去する代表的な抗酸化能力を持つとされている栄養素が豊富に含まれています。
活性酸素はガン、発ガン、老化、動脈硬化、肌あれやアトピー、糖尿病、その他さまざまな身体のトラブルの原因になるといわれています。
近年、精神的なストレスや大気汚染、農薬、化学調味料等で、活性酸素による健康被害が増加傾向にあります。
強い紫外線を浴びて育ったパパイヤの優れた抗酸化能力は、私たち現代人の健康維持に欠かせない食物といえます。
ガン予防
オーストラリアの原住民や東南アジア地方では、古くから腫瘍などの民間療法として、パパイヤの葉を煎じた煮だし汁を漢方薬的に飲んでいました。
数々の酵素や、多量のポリフェノール、β-クリプトキサンチン、イソチオシアネート、カルパイン等が、人間の免疫力を高めたり、抗酸化を高めるためではないかとされています。
これらの成分が複合的に作用し、結果的にガンの予防や代替治療に有効と言われています。