コラム
2016.11.30
ファイトケミカルの種類③ イオウ化合物
本日は、ファイトケミカルのイオウ化合物についてです。
ファイトケミカルは、大きく5タイプに分類することができます。
ファイトケミカルの種類
ポリフェノール類
カロテン類(カロテノイド)
イオウ化合物
テルペン類(テルペノイド)
その他(β-グルカン)
イオウ化合物
イオウを含む化合物で、香りや辛味成分。抗酸化作用や抗菌作用の他、疲労回復にも効果を発揮します。
● アリシン(硫化アリル)[にんにく・ねぎ・玉ねぎ・ニラなど]
ユリ科に多い香りの成分です。
強い殺菌作用があり、疲労回復、糖尿病、高血圧、動脈硬化の予防などにも有効とされています。
● アホエン[にんにく]
にんにくを100℃以下の熱で加熱すると、アリシンがアホエンに変化する。
がん予防、ぼけ予防、血栓防止、肝臓保護、強心作用、脳卒中予防、抗炎症作用などさまざまな効果が確認されています。
● イソチオシアナート[キャベツ・大根・かぶ・ブロッコリーなど]
アブラナ科に多く、主にワサビや大根の辛味成分です。
抗菌・殺菌作用、がんや血栓の予防に働きます。
● スルフォラファン[ブロッコリー]
アブラナ科の野菜に含まれているファイトケミカルの一種。
ブロッコリーの新芽には、成長したブロッコリーの20~50倍ものスルフォラファンが含まれている。一度摂取すると解毒酵素の働きが約3日間持続する。
ピロリ菌除菌、解毒作用、花粉症抑制などにも有効とされています。
青パパイヤ酵素にはファイトケミカルも含まれています。