コラム
2017.04.24
銅
本日は、銅についてです。
銅は人間の体内に約100㎎前後あり、健康に欠かせない栄養素のひとつです。体内では、たんぱく質と結びつき、鉄の働きを助けています。
骨・筋肉・肝臓・血液などに存在します。特に血液の中では、血液を運ぶヘモグロビンの合成を助ける縁の下の力持ちであり、貧血を防ぐのに大事な役割を担っています。
1日に必要な摂取量は成人で約2~3mg前後といわれています。多くの食品に含まれているため、通常の食生活で不足することはほとんどありません。
しかし、鉄の吸収を向上させるビタミンCには銅の吸収を阻むでしまうことがあるため、貧血対策でビタミンCを摂られている方は注意が必要です。
また、銅はストレスに左右されやすく、ストレスによって排出される量が多いミネラルなので日頃から摂取を心掛ける必要があります。
摂取した銅のほとんどは小腸で吸収され、肝臓に運ばれて蓄えられます。
銅の吸収率は、摂取量によって大きく変わりますが約50%前後といわれています。
銅はミネラルの中でも毒性が低く、過剰に摂っても排泄されるため、通常の食生活で過剰摂取による健康被害が出る心配は基本的にありません。