コラム
2016.11.28
ファイトケミカルの種類② カロテン類(カロテノイド)
本日は、ファイトケミカルのカロテン類(カロテノイド)についてです。
ファイトケミカルは、大きく5タイプに分類することができます。
ファイトケミカルの種類
ポリフェノール類
カロテン類(カロテノイド)
イオウ化合物
テルペン類(テルペノイド)
その他(β-グルカン)
カロテン類(カロテノイド)
主に緑黄色野菜に含まれる黄色やオレンジ、赤などの色素成分です。
眼病や生活習慣病などをはじめとする疾病の予防に効果的な栄養素として知られています。
● リコペン(リコピン)[トマト・すいか・パパイヤなど]
リコピンとは、カロテノイドの一種で、赤色の天然色素です。
血流を改善する効果や、生活習慣病を予防する効果が期待されています。また、紫外線から皮膚を守ります。
カロテノイドの中でも秀でた抗酸化作用を持ち、β-カロテンの2倍以上、ビタミンEの約100倍にも匹敵。
● ルテイン[ほうれん草・ブロッコリー・キャベツなど]
目の中の水晶体や黄斑部などにもともと存在している、黄色の色素成分です。
がんの予防や目の老化を引き起こす活性酸素の抑制、ブルーライトや紫外線を吸収したりと、目を守る働きをしています。
● アスタキサンチン[サケ・イクラ・エビなど]
海のカロテノイドともいわれる赤色の天然色素。
眼精疲労の改善効果や動脈硬化予防効果などが期待されている成分。
● β-クリプトキサンチン[温州みかんなど]
温州みかんに特異的に多く含まれているカロテノイドの一種。体内蓄積期間が他のカロテノイドよりも長いのが特徴です。
骨粗しょう症の予防、糖尿病の進行を抑制、免疫力を高める効果などが期待できます。
青パパイヤ酵素にはファイトケミカルも含まれています。